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EtherCAT:インダストリー4.0とIoTの実現にむけて積極的な取組みを継続

2017/04 | Industrie 4.0のコンセプトを実現するうえでEtherCATが最適なソリューションであることに変わりはありません。 EtherCATはデジタル変換のサポートに必要な全てのツールを設計上備えています。 世界最大のフィールドバスユーザー組織であるETGは、Industrie 4.0およびIoTの開発に積極的に活動しています。

EtherCATの優れた性能、高い柔軟性、オープンなインターフェイス、という技術特性が デジタル変換の本質的な要件を満たし、今後の発展に最適な技術であると考えられています。 したがって、このEtherCATの先進的な性能は、ビックデータアプリケーションを制御ネットワークに追加するための重要な前提条件を達成します。 そして、制御システムを柔軟に変更したり、スレーブデバイスをマニュアル的に更新することなく、既存のシステムとのクラウド接続を可能になります。 オープンインタフェースであるためマスター内とスレーブデバイスに直接ITベースのプロトコルを簡単に統合できます。 最終的には、プロトコルの違いによる影響を受けずにセンサーからクラウドへの直接接続が可能になります。 EtherCATは開発の当初からこれらの技術要素を踏まえて設計されたアーキテクチャであるため長期に信頼性を保持していると言えます。 開発途中で機能追加する必要がある際には、基本的なプロトコルを変更することなく簡単に統合できます。 EtherCATは、2003年の導入以来、バージョン1を継続しています。

ETGは、当初からTSN(Time Sensitive Networking)の開発にも貢献してきました。 数年前、TSNがAVBとして知られていた時からEtherCATのエキスパートはすでにIEEE 802.1x内の TSNワーキンググループに積極的に参加していました。 EtherCATは独自の機能原理により、他のフィールドバスや産業イーサネット技術と比較して、クラウドベースのコントロールを含むコントローラからEtherCATスレーブ上へより高速なアクセスを提供することが可能となりました。

プレスリリース (英語)