EtherCATコンフォーマンステストツール (CTT) ET9400
コンフォーマンステストツール (CTT) によってEtherCATスレーブの自己テストを行えます。CTTはEtherCATスレーブの開発を支援し、デバイスリリース前のコンフォーマンスの確認を補助し、EtherCAT Technology Groupが認定したEtherCATテストセンタ (ETC) が実施する公式コンフォーマンステストの事前確認などに使用できます。
CTTにはデバイス開発を簡単にする多数の有用な機能があります。テストのログ情報には検出したエラーとそのトラブルシューティングに関する詳しい情報が記述されています。CTTを使用して様々なデバイス設定 (例、同期モードやPDO設定) の下で自動的にテストできます。長時間のテストを行い、通信負荷を与えるテストの実施できます。ネットワーク内のパケットキャプチャファイルから書くテストに対応したテレグラムを簡単に特定できます。
全テスト結果はWindows ExcelまたはCSV形式で保存、記録ができます。
外付けでCU2508を接続するとリアルタイム機能を追加でき、一般のPCでリアルタイム機能のテストを行えるようになります。DC同期モードをサポートしているデバイスのテストに使用します。
多くの便利なデバイス設定機能以外にもCTTはESIやEEPROMコンテンツ (SII) の編集機能をサポートし、ステートマシン制御も可能です。
その他のテスト機能:
- CoEオブジェクトディクショナリ、SIIおよびESIコンテンツの一貫性と妥当性
- EtherCATステートマシン (ESM) およびExplicit Device Identification機能のテスト
- SoEおよびCoEメールボックス通信機能
- CiA402を含め、各種プロファイルに対するオブジェクト記述
- FSoE プロトコル (別途ET9402ライセンスが必要)
コンフォーマンステストツールは以下のリンクからダウンロードをリクエストできます (ソフトウェアの動作にはライセンスが必要です):
CTTダウンロード