EtherCATデバイスメーカ対象の項目
EtherCATスレーブデバイスの開発方法
まず最初に目を通すドキュメントはEtherCATスレーブ実装ガイド(ETG.2200)です。その後、EtherCAT Technology Groupのメンバ登録. を行ってください。EtherCATデバイスを開発するにはETGが発行した有効なEtherCAT Vendor IDが必要です(Vendor IDの概要)。世界のETGチームがEtherCATの実装が効率よく正しく行えるようにサポートします(ETGオフィス)。これらのETGメンバへのサポートは会費や入会金と同様に無償です。
EtherCATデバイスメーカは公式EtherCATコンフォーマンステストツール(CTT)の年間使用契約を維持することが必須となっています。これはETGメンバ総会で決定されました。
EtherCAT技術に関するトレーニングやワークショップ(イベントセクション)はEtherCATデバイスの開発の重要な基礎になります。開発に関するハードウェアまたはソフトウェア製品、ツール、トレーニング、開発サービスなどをがETGメンバが提供しています(製品ガイド)。
スレーブ開発メーカはコンフォーマンスを保証するため、その時点で有効なバージョンの公式コンフォーマンステストを使用して社内でテストを実施し、合格しなければなりません(コンフォーマンスガイド)。さらに関連するあらゆる仕様書を考慮する必要があります。
公式EtherCATテストセンタでは定められたテスト内容(コンフォーマンステストレコード)にしたがった公式テストを実施します。デバイスがEtherCATテストセンタで公式コンフォーマンステストおよびインタオペラビリティテストに合格するとETGは合格認定証を発行します。合格したデバイスはEtherCATコンフォーマンステスト済みロゴを使用できます。また、EtherCAT製品ガイドにも合格を表す表示があります。
認証を取得するメリット
EtherCATデバイスメーカはコンフォーマンステストツール(CTT)を使用した社内テストに必ず合格しなければなりません。このことは、コンフォーマンステストポリシおよびETG Vendor ID合意書で定められています。この自己テストでは合格認定証を取得できません。合格認定証を取得し、付随するEtherCATコンフォーマンステスト済みロゴを使用 (デバイスに印字、カタログ等に表示) できるようにするには公式EtherCATテストセンタでテストを実施する必要があります。EtherCATテストセンタ(ETC)は公式コンフォーマンステストを実施するだけでなく、ETGメンバに実装サポートを提供します。さらにETCはインタオペラビリティテストの設備も提供します。世界の認定テストセンタではそれぞれのインタオペラビリティネットワークの充実のため、デバイスの寄付を歓迎いたします。寄付されたデバイスについてはいんたオペラビリティネットワーク内で発生した事象についてのフィードバックを提供します。
エンドユーザは公式テスト合格製品を選定する傾向があります。
コンフォーマンスに積極的に貢献するには?
これにはいくつかの貢献の方法があります。コンフォーマンス技術作業部会(TWG Conformance)はETGメンバの参加を歓迎します。ここではテスト内容や関連する仕様の拡張について継続的に取り組んでいます。さらに、いつでもテストに関するフィードバックを歓迎します。